●天同D
先日、芦屋に鑑定に来られた女性の方は、別居されていました。
お話をお聞きすると離婚も視野に入れておられるようです。
命盤を拝見すると、つぎが気になりました。
福徳宮に天同Dと天梁があります。
自化は、離心力、向心力ともありません。
欽天四化では、六内宮に生年Dがあるのは悪くはないのですが、このケースだけは「残念」という言葉が出てしまいます。
欽天四化でみるとこの宮だけで、婚姻はかなり不利であり “有問題” であります。
理由は、天同は婚姻星であり、福徳宮は夫妻宮の三合で結婚もみる宮だからです。
とくに結婚後の夫婦関係の良し悪しに影響する財帛宮を、天同Dが冲することになります。
変わりまして、つぎの宮をお持ちの方は、異性縁全般に問題があります。
理由は要らないと思いますが、奴僕宮は異性縁をみる最たる宮です。
これが女性の命盤にあれば、結婚されても、まず夫は責任感に乏しい人です。
台湾ではこのような人を偏格命といい、正式な結婚は難しい・・・といわれますが、このような方が結婚のことでご相談に来られるとアドバイスに気を遣うことになります。
わたくしは、夫婦の縁は前世よりの宿縁であると常々申し上げていますが、欽天四化を学べばそれを素直に納得されることと思います。
縁談に限らず、良縁成就は人の世の大きな願望のひとつです。
神理では、「縁」と「円」は同じ理であり、この世は円運動の世界。
「金は天下の回りもの」と、古来、いわれますが、お金の使い方で縁の良し悪しは変わってくるように思います。
また、「つなぎ言葉」といわれますが、人とのコミュニケーションにおいても、温かみのある言葉遣い、情けある言葉遣いは人に好かれます。
それは、良縁成就にも少なからず効果はあるように思います。
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