わたくしは、NHKのBS「にっぽん百名山」のテーマ曲「空になる」は大好きです。
ほかにも「関白宣言」、「北の国から」など歌謡曲には興味はないわたくしでもさだまさし氏の歌には魅力を感じます。
シンガーソングライターとして類まれな才能をお持ちのさだまさし氏を、今回は欽天四化紫微斗数の命盤のみ拝見します。
欽天四化だけでも重要なことはかなりわかってきます。
さて、福徳宮に生年Dがあり、星は違うものの自化Dもある。
福徳宮に大きな問題があることは一目瞭然です。
こうした命盤の方は、
①心(精神)
②結婚
③お金
この3つのどれか、または複数のことに問題が生じる確率がきわめて高い。
文昌、文曲、左輔、右弼の出ている宮が違うだけで、主星と宮が同一の命盤の女性をかつて鑑定させていただいたことがあります。
その方は、「婚活を10年頑張りました。ほとほと疲れましたが、わたしはほんとうに結婚できるのでしょうか?」というご相談。
哀しい現実をお聞きし、いまでも記憶に残っています。
一方、さだまさし氏は一般人の女性と結婚され、お子様もおられます。
また、精神的な問題はこれまで耳にしたことがありません。
しかし、お金の問題は、ウィキペディアによると中国でのドキュメント映画制作で約28億円(金利を含めると35億円)もの借金(負債)を背負われたということです。
この膨大な借金は、ふつうの人なら自己破産を考えられると思いますが、自ら頑張って2010年に完済されたということですから実にご立派です。
もし、自己破産されていたら、来世は極貧の人生を余儀なくされる運命です。(※できるだけ自己破産は止めた方が来世のためです)
実は、さだまさし氏が結婚できたのには理由があります。
それは彼の命盤で、福徳宮と夫妻宮のDD串聯です。
福徳宮が武曲Dで貪狼→D。
夫妻宮に廉貞、破軍、文曲とあり、文曲→Dです。
このDD串聯は、福徳宮の武曲Dをみます。
これで、結婚可能ですし、まず離婚もない。
また、遷移宮の紫微B→Cが子女宮の右弼→CとCC串聯。
遷移宮は夫妻の三合であり、娘さんが授かったので子女宮の右弼→Cとの串聯は、妻と娘は仲がよいということ。
生年Cは疾厄宮にあります。
これに較べて、まことに失礼ながら先に申し上げた婚活10年の縁遠い女性の命盤は・・・
同じ福徳宮が武曲D、貪狼→Dですが、串聯なし。
非常にさだまさし氏と鑑定に来られた女性の命盤は近似しているものの、昌曲左右の出ている宮の相違と、串聯の有無、それも男女星で現実の象意が大きく変わっているということ。
これは欽天四化でみた、昌曲左右は業報因果の星であり、串聯は「共業」でカルマを共にするという意味があるからです。
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