2020.1.10 11:55
●八字と紫微斗数について・・・魔王猫先生のブログを拝読して
尊敬する魔王猫先生の本日(1/10)のブログに、子平推命について興味ある記事を書かれていましたのでつぎに記します。
「子平推命ほど、間違えやすく、神経を使う運命術は少ないと思います。
紫微斗数やホロスコープは、盤を出せば間違って解説することは少ないでしょう。
しかし、子平推命は簡単に命式が出せるけど、解読はそこからスタートなわけです。
そして、1か所でも間違えると、格局や喜忌が変わってしまい、全く的中しないなんて事はよくある話です。
せっかちな人は子平推命は不向きだと思います。
時間をかけて、何度も見直しをするような神経質な人が向いているようです。」
注: 黄背景色は田中記す
この魔王猫先生の言われていることに、わたくしもまったく同感です。
https://ameblo.jp/shake-off/entry-12565771218.html
さて、子平推命は、「八字」とも申します。
日本では、四柱推命と呼ばれることが多いです。
干支の八字、つまりわずか8個の十干と十二支で占う占術です。
ですから、ある意味、パズルのようなもので、わたくしは幾何学のようなものであると以前より感じています。(余談ですが、わたくしは学生時代、幾何学は好きなほうでしたので、八字に向いているのかも知れません。)
魔王猫先生もおっしゃっているように、「1か所でも間違えると、格局や喜忌が変わってしまい、全く的中しない・・・」ということが、現実として起こってくるのです。
わたくしも特殊格か普通格でとても頭を悩ます命式があります。
あるひとつのポジションの十干、あるいは十二支が、他の十干や十二支に変わるだけで大きく変化するのは常です。
それだけ、判定には占術家としての識見と経験が必要だと思います。
それに対して、紫微斗数はいかなる流派であっても、まったく扱う者によって吉凶が大きく変わるようなことはめったにないと思われます。
理由は、判定に用いるデータが八字では8個(注)しかないのに、紫微斗数では星の数だけいっても、もっとも少ない欽天四化派の紫微斗数でも16個あります。
つまり八字の倍です。
さらに宮の数も紫微斗数は12宮あります。
八字の8宮に較べて、1.5倍です。
(注)地支蔵干もデータ数にいれると8個以上になります。
統計学ではデータが多いほどより詳しい分析、間違いの少ない結果が得られるのが常識です。
命術と統計学を同列に扱うのはやや無理があると思いますが、分析という点に関して同じようなものと思います。
ときどき、初心者の方から「四柱推命(八字)と紫微斗数のどちらを勉強したらいいですか?」と聞かれることがあります。
上記のような理由で、わたくしは、命術をはじめて習われる方には、まずは紫微斗数から勉強されることをお奨めしています。
なお、詳しくは、長文で恐縮ですが、つぎのブログ記事をご参照ください。
「紫微斗数と八字(四柱推命)のどちらを勉強したらいいですか?」
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(欽天四化の基本をマスターしていただけます)