投稿日:2019.7.1 17:24
●欽天四化紫微斗数の的中率が高い理由・・・その5
欽天四化紫微斗数を台湾の陳老師よりご指導いただいて、これまで驚くことが多々ありましたが、そのひとつに12宮のひとつである “奴僕宮(交友宮ともいう)” の象意のことがあります。
日本で習った星曜派の紫微斗数では、奴僕宮は桃花宮で異性縁をみる、友人知人、同僚、一般大衆、偏財(投資投機)をみる宮として、かつ他宮でもあり、それほど重要ではないなと思っていました。
一般的な紫微斗数の書物でも、奴僕宮のことに割いているページ数は、他の宮に較べても少ないように思います。
しかしながら、欽天四化派の紫微斗数では奴僕宮を生死宮ともいい、寿命をみる宮として特別視しています。生命に関わる宮なので、当然といえば当然ですね。
ですから、奴僕宮とその対宮である兄弟宮に自化はないほうがいい(自化があるとそれだけでやや健康面に問題の意)のはご理解いただけるものと思います。
一般的に健康や生命に関わることは疾厄宮ではないのですか? というご質問があるかと思います。もちろん、疾厄宮も身体健康にとって非常に重要な宮ではありますが、生死に関わる決定権は奴僕宮にあるということです。
この理由を説明するのは、長くなりますのでここでは差し控えますが、わたくしのこれまでのブログ記事(「紫微斗数は神様の黙示録」を含む)をよく読まれるとそのあたりのことに触れている記事はあるはずです。
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さて、鑑定で、「自分は何歳まで生きられますか?」と、寿命のことを聞かれる方がおられますが、わたくしは「それは解ってもお答えしません」と申し上げています。
理由は、寿命だけはいくら努力しても変えられないからです。
神理の教えで、わたくしたちは、生まれるときに神様から「何年何月何日までの寿命を与える」と決められてこの世に生まれてきているそうです。もし、寿命を変えられるとしても、それは神様だけにしかできないことです。
ですから、変えられないものを知ったとしても、それが100歳というなら「よかった!」と安心できるかも知れませんが、「50歳ですよ」といわれて気分のいい人はいないはずです。
寿命のことは知らないのが賢明です。
ただ、変えられることはあります。
それは「死に方」です。
楽に死ねるか、苦しんで死ぬことになるのかは、生前の行いに大きく左右されるようです。
わたくしはお迎えが来るとき、「自分の人生はよかった!」と心より思えて、周囲の人に合唱して「ありがとう!」といえるようになりたいと強く願っています。
少し話がそれてしまいましたが、欽天四化紫微斗数は、自分の寿命は生まれる前から決まっていることを教えてくれる冷徹な命術でもあります。
どなた様も健康には留意する必要はありますが、寿命には関心を持たないほうがいいということです。
最後に申し上げたいことは、生死に関わることはいくら的中率が高くても、まだ存命の方について軽々しく云々することは、厳に慎まなければならないことは言うまでもありません。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
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