以下の記事は、2023年7月31日にアメブロに投稿したものです。
東洋の命術は人間関係がよくわかります。
なかでも欽天四化紫微斗数は、家族との人間関係を手に取るように教えてくれます。
さて、最近、TVで報道されている元卓球界で活躍された福原愛さんの命盤を拝見しました。
彼女の命盤はつぎです。
現在の大運は子女宮。
そして大命冲本命宮で、これでこの10年は子供のことで苦労苦心があるとします。
ピッタリ! ですね。
まぁ、小さなお子様が2人いて、また文化風習が異なる外国の男性との間にできたお子様ですから、当然といえば当然かも知れません。
では、子供のどのような問題で苦労かをみてみます。
それは、欽天四化のロジックで大命からAを飛ばす。
そうしたら、大官・本父母宮の廉貞にAが付きます。
(余談ですが、その廉貞が自化DでA-D。Aは貪狼Aの男星=長男として、元夫である江宏傑氏の主張に沿って、福原さんが連れ去ったご長男は台湾に戻ると思われる)
父母宮は国家、国籍、訴訟をみます。
大官も父母の田宅で国家機関をみる。
これで、子供の国籍問題、親権問題、そしてまず訴訟になるとみることができます。
では、夫であった台湾人の江氏との離婚や確執の象意は出ているのか?
これにも読者の皆様は興味があると思います。
ここからは、欽天四化紫微斗数の高度なロジックを披露します。
各種報道によると、福原愛さんの父親は建設関係の会社を経営していたものの、3億5千万円の負債を抱えて倒産したとあります。それまでも彼女は父親の借金返済に尽力されていたようです。
https://matomake.com/I0010786#google_vignette
まさに、立父母宮の貪狼A-Aは父親の多額の負債や倒産の象意。
そして立命宮とAA串聯で、娘である福原さん自身もそれを背負うということです。
そして、立遷移宮の天機Dが元夫の江氏。
報道では、夫であった江氏のモラハラも離婚理由とありますが、冲立命宮となるのでそれもあり得る話。
もうひとつの離婚理由は福原さん自身の不倫。
これは、立子女宮や立兄弟宮に自化があること。
そして、もともとの遷移宮が立官禄宮になりますが、その天梁に向心力でBが付いて、太陽が自化B。これでふたりの男性です。再婚の可能性も?
ところで、もうひとつ、重要な向心力が出ています。
それは、立命宮(日本に居る福原さん)と立遷移宮(台湾に居る江氏)との間で、向心力Cを互いに飛ばしています。
そのCは、立子女宮。
子供のことにどちらも情があり、互いにプレッシャーを掛け合っているような象意です。
福原愛さんの欽天四化では、何はともあれ元々の福徳宮が太陰Bで自化A。
これまでの不屈の努力と天性の明るさはここにあるようです。
何とかいまの試練を糧にして、本来の魂を輝かせていただきたいと願っています。
最後に、彼女の八字も拝見しました。
つぎになります。
これは特殊格です。
陳老師の八字では母吾同心格局(日本の四柱推命では従強格)。
このような特殊格は、女性はとくに婚姻が不利です。
結婚するなら八字の合婚をみて、できるだけ相性のよい人を選ばないと、まず離別(正しくは生死別)の憂いがきわめて高い。
また、今年、2023年は癸卯。
月支と卯戌の合火。時支と卯未合木。
忌む神の官殺が強くなる凶運です。
しかし、大運が吉運なので、なんとか乗り切れると思います。
もっと申し上げたいことがあるのですが、本ブログではこれ以上のことを申し上げるのは差し控えます。
そのかわり、会員限定の占い師育成サロンのほうで、元夫の江宏傑氏の生年月日は三柱ですがわかりますので、八字合婚もみて詳しく説明したいと思います。
【余談】
下は福原愛さんの出生図です。
1ハウスの火星と7ハウスの金星が10ハウスの土星と天王星とTスクエア。
ここに大きなカルマがありますね。
自分とパートナー(他者)と社会との関係の葛藤。
また、ドラゴンヘッドが1ハウスの魚座です。
彼女の今世の魂の進化の課題とは?
この詳しい解説も、欽天四化と八字を絡めて育成サロンで説明させていただきます。
占風鐸・オンラインスクール
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主宰 田中宏明
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