投稿日:2019.6.12 06:57
●欽天四化紫微斗数の的中率が高い理由・・・その3
欽天四化紫微斗数では12宮をつぎのように2分類します。
・六内宮(我宮)・・・命宮、財帛宮、官禄宮、疾厄宮、田宅宮、福徳宮
・六外宮(他宮)・・・兄弟宮、夫妻宮、子女宮、遷移宮、奴僕宮、父母宮
この2分類の概念はとても重要です。
では、この概念の根拠は何かということですか、下図をみてください。
命宮の三合である、命宮、財帛宮、官禄宮は100パーセント我宮です。
命宮と疾厄宮も100パーセント我宮であり、その疾厄宮の三合である疾厄宮、田宅宮、兄弟宮も我宮と考えてもいいのですが、問題は兄弟宮です。
兄弟宮は、まず、読んで字のごとく兄弟姉妹や友人知人のこと、そして自分との関係をみる宮です。
ですから、兄弟宮は六内宮(我宮)ではなく、六外宮(他宮)に分類されます。
しかし、かなり六内宮(我宮)に近い宮であることはご理解いただけると思います。
では、福徳宮はどうして六内宮(我宮)なのか? ということですが、それは、つぎの河図(先天)に由来します。
1の命宮、6の疾厄宮、11の福徳宮は100パーセント自分の宮です。
人間は三位一体でできているといわれますが、わたくしは命宮は霊体、疾厄宮は肉体、福徳宮は魂ではないかと考えています。
福徳宮はしたがって自身の精神的なことをみる宮であり、この福徳宮が六内宮(我宮)であることには、どなた様も異論はないと思います。
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さて、これを踏まえて大切なことはここからです。
欽天四化では男女の星が明確にわかれていることは以前にお話しました。
その男女星に生年四化が付いていれば、それが自分の星であったり配偶者の星であったりします。
その自分の星や配偶者の星が六内宮(我宮)にあるのと、六外宮(他宮)にあるのとでは大きく意味が異なってきます。
わかりやすくいえば、六内宮(我宮)に自分の星があれば、十分にその星を用いることができます。また配偶者の星が六内宮(我宮)にあれば、自分と配偶者との縁は厚いとみることができるからです。
但し、配偶者の星は六外宮(他宮)である夫妻宮にあるのは吉です。
たとえば、生年四化が付いた自分の星が奴僕宮や子女宮にあれば、第一義的にはそれは友人・知人・同僚や子供・部下などの自分以外の人をみることになります。
同様に、配偶者の星もそれらの宮にあれば、正式な夫や妻とはみれなかったり結婚しても夫婦関係が不安定になります。
欽天四化紫微斗数ではいかなる宮に生年四化が付いた星があるかが、命盤の良し悪し、引いては先天福分の厚薄が如実に表れることになります。
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