投稿日:2019.5.30 23:40
●欽天四化紫微斗数の的中率が高い理由・・・その1
紫微斗数でみたわたくしの長女の命宮は、つぎです。
星曜派の紫微斗数では、命宮にこの星があると桃花となり、酒食を好み、多芸多才、物欲強い、交友関係広い、・・・等の性格を持つ人とよく言われます。
しかし、親のわたくしからみて、あまり当たっていないように思います。
どうしてなのか?
わたくしも紫微斗数を習いたての頃は、星曜派しか知らなかったので分からなかったのですが、欽天四化を学んでからその理由が明確になりました。
欽天四化では貪狼は男星なので、女性の場合、命宮に貪狼が入っていてもこれは自分の星とはみません。
ただ、もし、この貪狼に生年四化や自化が付いていれば、その四化の作用はある程度みることになります。
たとえば、貪狼に生年B(生年化権)が付いていれば、女性でもかなりリーダー的な人、特殊な専門技術を持った人とみることは可能です。
しかし、わたくしの娘の場合は生年四化も自化もこの貪狼には付いていないので、これで性格云々をみるのは無理があります。
もし、命宮で性格をみるなら、この場合は命宮の十干の庚の意味する性格のほうが当たっているようにも思います。
では、彼女の性格はみるのは、どの宮にある何の星をみればいいのでしょうか?
・・・・・
彼女は丙年生まれ。
丙年生まれの女性は、唯一、生年四化が付いた自分の星は廉貞D(廉貞・生年化忌)のみです。
その廉貞星は夫妻宮に入っています。
これも星曜派の紫微斗数なら、夫妻宮は配偶者の性格をみることになりますが、この場合は、自分の星(女星)が入っているので夫ではなく自分をみる宮になります。
夫妻宮に自己の星が入れば、わたくしの場合もそうですが、中国語では「孤僻」といい、日本語では孤独や偏屈の意になります。
これでは星曜派の貪狼の象意とは正反対に近い意ですね。
わが娘には失礼ながら、こちらの性格のほうが合っているように思います。(父親に似たのかも知れません)
欽天四化紫微斗数は明確に男星、女星を区別します。
※下記に欽天四化で用いる星の男女の別を記します。
そして、生年四化が付いた星が、いかなる宮に入っていても絶対的存在として取り扱うことになります。
これが、欽天四化紫微斗数の的中率が高い理由のひとつです。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
※欽天四化で用いる星の男女の別
男星 : 天府、天機、太陽、天同、天梁、貪狼、文昌、左輔
女星 : 紫微、太陰、武曲、巨門、破軍、文曲、右弼
(注)廉貞は丙年生まれの人は女星で、それ以外の生まれの人は男星
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